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実録ドキュメンタリー小説

「荒唐無稽裁判」

この話は現在進行形の実話です(名前や場所などは仮名です)。

お知らせ

連載第12話 「仮領収書の怪しさは何%?」の巻

二審の話へと進めるにあたって、「200万円の仮領収書」の異常な怪しさのレベルについてしっかりと読者の皆さんと確認をしておきたいと思います。
というのも、裁判で提出する書類と言うのは、それなりに決まった書き方というかきちんと理屈だけを書くような書き方しかできないので、話し言葉の様にくだけた言い方や説明ができないため、今回の「仮領収書」の異常レベルを、ここまで読まれた方にも、まだまだ伝えきれていないと思うからです。

仮領収書.png

↑この見た目だけで十分に異常で怪しいと思うでしょうが、実際にはまだまだ
どんなに異常で怪しい物かが理解されていないと思います。
この仮領収書は、明らかに変で怪しいのですが、怪しすぎて実態が掴めない
とでもいいましょうか。
逆によく分からなくなってしまって、皆さんの中には、大金持ちの億万長者
だったら、まあ適当に済ませてしまう人もいるかもしれないと思う人もいる
のではないでしょうか。

一般人でも払う可能性があるとしたら、ヤクザ屋さんに脅されたら怖くて払うことがあるかもしれません。
ですが今回は、一般人対一般人でヤクザではありません。
それに後からうるさく文句を言って200万円払わせたら、それは恐喝という犯罪にあたります。
警察に言えば払わせたほうは逮捕です。
あと、超億万長者さんでもヤクザ屋さんでも、領収書ではなく仮領収書は受け取らないでしょう(笑) 
しかも支払い者の自分の宛名が入ってない領収書なんて意味がありません。

ていうか、何度でも(仮領収書画像を)見てほしいのですが、全文字手書きで偽物扱いされて当然の領収書(仮領収書)を受け取るとか、超億万長者だろうが誰だろうが、こんな怪しい領収書は受け取ったらヤバイって思いますよね(笑) 
そして、この200万円は銀行振込ではなく手渡しです。

まさにポケットマネーのような払い方です。

なんかホントにだんだん笑えてきました(笑)
笑いながら、もし払ったとしたらどういう感じなのかを想像してみました。

安う買った安う買ったと責められて、追加200万円で手を打つと言われた。
銀行口座または秘密の金庫から現金200万円を用意する。
ある日、自分の家に来た相手に200万円を現金で手渡した。
正式な領収書が用意されてなかったので、適当な紙に手書きで
支払い人の宛名の無い領収書(仮領収書)を書いてもらった。
よしよしこれでひと安心。

いやいや、ぜんぜん安心じゃないし!(笑)

なんかもうホントに怪しさ満点の話なんですが、なのに裁判官さんは直接会って話をした時に、この仮領収書は「怪しい」とは言わずに「あいまい」だと言いました。
あいまいというのは、200万円を支払ったとは確定はできないが、払った可能性も否定はできない。あいまいであるという意味です。
いやいやあいまいじゃないでしょう~!怪しさ1000%じゃないですか!(笑)
この仮領収書はまさに荒唐無稽が形になったものだと思います。
皆さんはどう思われますか?!

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