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実録ドキュメンタリー小説

「荒唐無稽裁判」

この話は現在進行形の実話です(名前や場所などは仮名です)。

お知らせ

連載第14話 「他人名義のまま県から土地使用料もゲット?!」の巻

前回、もはやこのお話の主人公ともいえる(笑)原告の盆地(ぼんじ)が、自分の名義ではない他人名義の土地に建っている電柱代を着服しているという話をしました。
今回のお話は、まだ裁判で決着がついていない段階にも関わらず、自分の土地だとして、県の行政機関に対して土地の使用を許可して、その使用料を得ていた話です。

この裁判の過程でいろいろと調べている中で、この土地はわしの土地じゃ、土地の名義をわしに変更しろと迫ってきた原告の盆地(ぼんじ)は、自分の名義ではない他人名義の土地に建っている電柱代を着服していたことが分かったんです!

電柱代というのは、電柱敷地料といって、電柱を建てさせてほしい電力会社が土地使用料として、土地の所有者に払う代金のことです。
その使用料は、宅地か田畑か等の土地の種類によって変わってくるのですが、宅地なら1500円、田んぼなら1870円と法律によって決められています。
これは電柱1本あたりの代金ですが、電柱から斜めに支柱(黄色と黒のぐるぐる巻きにみたいになっているもの)が有れば、代金は2本分で倍になります。

そうなんです、なにかとやらかしてくれる相手なんです(笑)
次から次へとよくもまあほんとここまでできるなという感じです。

それで、どういうお話かといいますと、たまたま裁判で争っている土地のさらに先の山奥に、治山ダムを造る工事が行われることになったんですが、その工事は、広島県の西部農林水産事務所の治山係さんというところが取り仕切っておりまして、実際の工事に先駆けて地元住民説明会があり、その時に、工事のダンプなどの車両が通りやすいように、裁判になっている土地を削って道幅を広げたいという要請がありました。

この要請があった時点では、まだ裁判が続行中の令和3年のことなので、原告盆地が土地名義をわしに変えろと争っている最中なわけですから、原告盆地自身は確実に土地名義が自分で無いことは分かっています。

にも関わらず、県という公的な機関相手に、道路拡張のために土地を一部削らせてほしいという要請を、ハイそこは私の土地ですと言って許可をし、削って広がった土地をダンプが通るので、その土地の使用をもらっているということが分かったのです。

この話、前回の電柱の話とそっくりでして、電柱を建てる土地の地主さんが誰れであるかを、中国電力さんが土地の登記簿を確認しないで、原告の盆地が、わしが地主だと言ったのを信じたことが原因でした。

ちなみに、電柱代を着服中の土地とこの工事で削った土地は隣り合ってます(笑)↓コチラ。

img_kms14.jpg

どちらもお金を払う側が、きちんと登記簿で確認をしていれば、こんな間違いは起こらなかったので、その確認を怠った責任はお金を払う側にもあるといえます。

ただ、中国電力さんは50年前の頃のことですが、今回は令和3年のことなので、昔はそこまで細かく確認していなかったという言い訳は通じません。
県という行政機関が、工事をするにあたって、登記簿などの公的な証明書類を無視して、口頭確認だけで済ますのは有り得ないと思いませんか。

そこで、県の治山係さんに、登記簿の名義人である私達には何も連絡も許可も無く土地が勝手に削られているのですがと、連絡をしたのです。
しかし、なんとそこから思いもよらぬ、これまた荒唐無稽な話なったんです!
なんかもう、原告盆地だけで荒唐無稽な満載なのに、裁判官さんや広島県の公務員の担当者さんと、次から次へと終わらない荒唐無稽のループです(笑)
次回詳しくお話しますが、簡単にいうと「近隣住民に確認をとったので、
削った土地はあなた達の土地ではない。」と言われたのです。
つまり、何もおかしいことはないと、そう言われたのです。

しかし、電柱代も土地使用代も、どちらも自分が土地の名義人でないのに受け取っているってすごくないですか?! こんな人周りにいます?聞いたことあります?

こんなことをしている人が野放しになってて、おかしいことをおかしいって言っている私達が、裁判官や県の担当者からおかしくないですよって言われるのって、、、
おかしいですよね? おかしいの連発!(笑)まさに荒唐無稽ですね。

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